釣り日和予報の仕組み
釣り日和予報は、水量・水温の予測モデル作成を始め、岐阜大学 原田守啓准教授、吉野純准教授に多大なる貢献を頂きました。
本サービスの仕組みは特許取得済です。
(特許第7125069号)
原田 守啓 准教授
- 岐阜大学 流域圏科学研究センター 水物質動態研究部門 准教授
- (兼任)環境社会基盤工学専攻 准教授
- (兼任)高等研究院地域環境変動適応研究センター センター長
吉野 純 准教授
- 岐阜大学 工学部 社会基盤工学科 環境コース 教授
- (兼任)工学部 附属応用気象研究センター 教授 (センター長)
- (兼任)大学院自然科学技術研究科 エネルギー工学専攻 教授
- (兼任)次世代エネルギー研究センター エネルギー貯蔵・予測分野 教授
- (兼任)地域減災研究センター 減災技術開発部門 教授
- (兼任)地域環境変動適応研究センター 地域気候変動研究部門 教授
- (兼任)人工知能研究推進センター 社会インフラ分野 教授
- (兼任)流域圏科学研究センター 水物質動態研究部門 教授
現在の課題
現状(2022年10月現在)では、下記の課題があることを認識しております。精度は高いとは言い難いかもしれないため、予報指数は一つの参考としてご覧ください。
- 以下の条件の場所及び時期は、水量及び水温の予報精度が落ちるため、釣り日和予報値の精度も著しく落ちることを把握しています。
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- 雪解け水が流れ込む場所及び時期
雪解け水の影響をモデルに落とし込めていないため
- ダム下流
人為的な流量操作があることにより、自然状態での計算モデルにそぐわないため
- 下流側の平野部分
流れが無い、潮の満ち引き等の影響をモデル化出来ていないため
- あくまで水量・水温予測を元に各魚種の活性度を自動的に算出しているため、その地域に存在しない魚種に関しても各地点に印がついています。
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- 各魚種がその地域に存在するか否かは、現状では他情報や経験などからご判断ください。
- 水量や水温は過去のデータからも影響を受けますが、現状は過去データも予報データをもとに算出されたものとなります。
予報が数日連続で大きく外れていた場合は、その後も予測も影響を受け外れてしまう可能性があります。
- 現状の仕組みではその時点の水量と水温を予測し、魚種毎で水温と水量を元に活性度を数値化して予報として表示しています。
ただ、例えば鮎だと雨が降り苔が流され、新たな苔が出来始めた数日後に活性が上がる、とかあまごで雨で水量が上がった後、落ち着いてきて腹がすいている状態で食いつきが良い、等研究として実証されているわけではないが、釣り人感覚からは確からしい、または実際の魚種生態に基づいた動きまでモデル化出来ている状態ではありません。今後、弊社展開サービスの TSURiV(ツリヴ)での釣果ビックデータを通して上記を検証・モデル化していきたいと考えておりますが、現在のところは上記のような状態です。